つける人のスタイルを映すジュエリーこそ、「私らしい」を軸に選びたい。素敵な歳の重ね方をしている先輩がひとつずつ集めたジュエリー史をヒントに、この先のお買い物計画を立てるのも楽しい時間に。
ジュエリー愛好家・pepperさんの〝ジュエリーの揃え方〟
タイムレスに使い続けられる「王道アイコンジュエリー」を大切に揃えています
28歳|Cartier トリニティ リング
買ってから10年以上たった今もやっぱりいい!と実感します
20代の頃、トリニティを着けている大人に憧れて買いました。気持ちが離れる時もあるけれど、久しぶりに着けてみるとその良さを再確認します。歳を重ねると似合うものは変化しますが、好きなものは基本的に変わらない。特にブランドのアイコンとして出ているジュエリーは、流行り廃りなく長く愛せることを、このリングで実感しています。
29歳|MIKIMOTO パールネックレス
どんな場にもこれさえあれば!な大人のたしなみ的存在
結婚する時に購入。冠婚葬祭や子供の学校行事など年に数回くらいの登場率ですが、大人のたしなみとして自信をくれる一本です。ベーシックなパールネックレスは若い時にきちんとしたものをひとつ買っておくといざという時慌てず、買い直す必要もなく便利。長い目で見ても「この先もこれがあれば大丈夫」と思える一生ものです。
42歳|Tiffany&Co. ハードウェア リンクブレスレット
手首の老け見えを救ってくれた辛口&優美なシルバージュエリー
子育てに奮闘していた30代が過ぎ、またハイジュエリーに気持ちが戻ってきた40代。手首が老けて、華奢なブレスではTシャツがもたなくなりました。かといって、YGのボリュームブレスは値段も張るしゴージャスすぎる。シルバーのブレスを探して辿り着いたのがこちらでした。ティファニーのシルバーは、ジュエラーらしい優雅さがあって大人に最適。仕事帰りにお店に寄り、磨いてもらいつつ大切に使っています。
42歳|Cartier ジュスト アン クル リング
主役として、時には脇役として。高級宝飾メゾンの遊び心にキュン
初めて見た時の感想は「釘?」。でも、実際に着けると本当に洗練されていてエレガント。一見主張強めのデザインですが、地金のみのシンプルな構造は日常使いしやすく、一本ではもちろん、細いリングと並べて着けても、アルハンブラのような甘めテイストにも難なく寄り添ってくれます。まさに主役にも脇役にもなれる、協調性抜群のジュエリー!温かみのあるYGを選びました。
42歳|Van Cleef & Arpels ヴィンテージ アルハンブラブレスレット、5モチーフ
年齢を重ねて輪郭が曖昧になってきた肌に漆黒の煌きがしっくり
20代の頃からずっと気になっていたアルハンブラ。40代になって甘いモチーフを辛口の服に合わせるMIX感が欲しくなり、購入を決意しました。若い頃は白蝶貝に惹かれていましたが、大人になった今しっくりきたのが、凛とした佇まいのオニキス。甘めモチーフながら幾何学的でモードなデザイン、チェーンがさり気なくシャープさを加えてくれるところも気に入っています。
\pepperさんがこれから欲しいジュエリー/
REPOSSI Berbereリング
昨年ひと通りウィッシュリストを揃えた状態ですが、次に気になっているのはレポシのベルベル クロマティック ヌードリング。ダイヤ×ラッカーが印象的で、程よい太さが大人の手元にマッチしそう。
教えてくれたのは…ジュエリー愛好家・pepperさん
会社員としてのリアルな目線で選ばれたジュエリーを紹介するインスタアカウントが共感を呼び、大人気に。『わたしのジュエリー365日』(CCCメディアハウス刊)を出版。@pepper_1496
撮影/西原秀岳(TENT)イラスト/栗尾美月 取材/塚本桃子 再構成/Bravoworks.Inc